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Channel: カジさんのやきゅうな頭痛
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延長戦の継投は"良い投手から"投入する

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延長戦の継投は”良い投手から”投入する。 定石通りの戦い方だが、かつてはここまで徹底していただろうか。昨日の福岡ソフトバンク対埼玉西武、3-3の9回表にソフトバンクはサファテを投入、その裏西武は高橋朋を投入。その後延長に入って、バリオスを使っているソフトバンクは五十嵐→寺原、バスケスを使っている西武は増田→岡本篤→岡本洋→宮田。絵に描いたような”良い投手から”の継投。 同点で9回に入るとホームチームが勝つ場合はサヨナラゲームとなるため、抑え投手がセーブを挙げることはない。だから同点の9回表に投げさせるのは良く分かる。一方でビジターチームは表に勝ち越して、その裏に抑え投手がセーブを挙げる形になるので、勝ち越すまでは抑え投手を出さないという戦い方でも良さそうだ。 実際、昔からそういう継投を見てきた。しかし昨日のHL戦に限らず、近年ビジターチームが同点で抑えを投入するケースが増えているように思う。いつからだろうか? 調べたわけではないので正確なところは分からないが、2011年から2シーズン採用された「3時間半ルール」以来の傾向ではないだろうか。時間制限があり延長12回まで行かない可能性がある。であれば、ビジターチームは勝ち越しにかけるよりも、如何に同点のまま逃げ切るかを考え、抑えの投入が早まる。 長いシーズンを考えれば”負けない”ことが重要になる。「3時間半ルール」で徹底された”良い投手から”の継投。延長戦での投手リレーは、そのチームのリリーフ投手事情を反映していて面白い。

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